「褒める」ことは「叱る」ことと全然違うように思われますが、「伝える」という目的は同じです。
同じ伝えるなら出来るだけ「褒めて育てる」が理想ですね。
ではどうすれば上手に「褒める」ことができるでしょうか?
褒め上手になるポイント
褒め過ぎは叱り過ぎと同じくらい悪影響を及ぼすと言われますのでポイントを押さえて上手に褒めていきたいですね。
1 具体的に褒める
「すごいね~!」と褒めるだけでなく、具体的に何がすごいのか褒めてあげることが大事です。
支度が早く出来たなら「今日は早くに準備出来てすごいね。」
歯磨きの時に大きな口をあけられたら「大きな口開けられてかっこいいね。
すごい磨きやすいよ。」などの言葉を添えると効果的です。
ただ「すごいね!」だけだと抽象的過ぎて何がすごいのか子どもはもわかりにくいものです。
ですので、具体的に褒めることで子どもも何が良かったのかわかりやすくどうして褒められたのかよくわかって次につながる行動になると思います。
2 心から褒める
時々ちゃんと見ないで、上辺だけ「上手!上手!!」「かっこいい!」と褒めてしまうことってありませんか。
こどもはちゃんと見ているし感じています。
心を込めてしっかりと褒めてあげることが大事です。
素直な気持ちが大事です。
ただ「かっこいい~!でももっとこうしたら良いかも~」ってアドバイスしたくなる時ありますよね。せっかく褒めたのにすぐ否定するのは褒めているとは感じないかもしれません。
3 他人と比較して褒めない
誰かと比較して褒めるのはやめましょう。
兄弟やお友達と比べて良く出来たと褒めるのはやめましょう。
比べるのであれば過去の自分と比べて出来ないことが出来るようになったことを褒めてあげると良いでしょう。
成長を褒めて喜ぶことで子ども自身も自分が出来るようになったことが増えたり、努力して出来るようになったことを褒めることでさらに前向きに頑張れるようになると思います。
子どもが小さいうちは、寝返りをした、立った、歩いたと成長が目に見えてよくわかりますが、大きくなるに連れて目立った成長を感じにくくなります。
それでも日々子どもの中では成長して昨日できなかったことが今日出来るようになっていることも沢山あります。
それを見逃さずにしっかりと見つけて、褒めて、一緒に喜びを共有することで自己肯定感が強くなると思いますよ。
4 すぐに褒める
褒めるときは後回しにしないでその時その時で褒めてあげましょう。
一日の振り返りにベッドの中で今日会ったことを振り返る時にお話しして褒めてあげるよりも、すぐに褒めてあげるほうが響きます。
でもすぐに褒めてあげたその日の振り返りに、ベッドでもう一度褒めてあげるとより心に刻まれると思いますし、一日の最後を気持ちよく終われるのでいい夢が見れそうですね。
5 気持ちも一緒に伝える
褒め言葉プラスこちらの気持ちを伝えるとより一層効果的です。
「お手伝いして偉い!」だけではなくプラスこちらの気持ちとして「助かったわぁ。ありがとう」と言う言葉をプラスすることでより心に響く褒め言葉になります。
「良い挨拶出来たね!すごい!みんなすごい気持ち良くなったよ!」
気持ちをプラスすることで最高の褒め言葉になります。
褒めて育てる事でどちらも良い気分になる
褒められるととても嬉しくて良い気分になりますね。
褒められた人はもちろん褒めた人も気持ちよくなります。
プラスの言葉を使うことでお互いの空気感も良い状態になっていきます。
できるだけ褒めて、笑顔いっぱいで育てたいですね。
そしてたくさん褒めて育つことでこれからの子どもの人生も自信を持って何があっても乗り越えられる力を持った自己肯定感の高い子どもに育っていくと言われています。
「褒め上手」になって楽しい毎日を送りたいものです。