赤ちゃんの肌はプルプルの卵肌でツルンとしているというイメージですが、あれあれ我が子のお肌、思春期の男子高校生か~いっと突っ込みを入れたくなるほどどんどん汚くなっていきとっても焦った経験が。
赤ちゃんのお肌のお手入れどうしたらいいのかご紹介いたします。
赤ちゃんのお肌は大人と大違い
赤ちゃんはすべてが未成熟、未発達で皮膚も同じくとても繊細です。赤ちゃんと大人の肌の違いはその厚さにもあります。
大人でも角質層はわずか0.02㎜でとても薄いのですが赤ちゃんのお肌はそれよりももっと薄くてデリケートで乾燥しやすいのが特徴です。
多くの赤ちゃんに生後1か月~2か月にかけて赤いブツブツやカサカサしたものジュクジュクした湿疹などが出来ることがあります。
そのすべてを総称して乳児湿疹とよびます。
その原因はいろいろありますが、ママからもらったホルモンの影響で過剰分泌した皮脂が肌表面や毛穴に詰まったり、赤ちゃん自身の汗やミルクがこぼれて汚れが残っていることだったりします。
寝具の汚れが原因の場合もありますのでこまめに寝具や赤ちゃんの肌着は清潔にする必要があります。
どうすればいいの?まずは「きれい」に洗いましょう
肌トラブルを防ぐ一番の方法はきれいにすることです。
一日一回のお風呂タイムではしっかりと石鹼を泡立てて洗ってあげましょう。たっぷりの泡で包み込むように手で優しくがポイントです。
顔も泡が目に入らないように気をつけてしっかり石鹸をつけて洗ってあげてくださいね。
泡のついた頬はやさしく濡らしたガーゼでふいてあげてください。
手足のくびれ、しわやくぼみお尻の皮膚が重なっているところ、首、耳の後ろ、ぎゅっと握った手のひらなど見えにくいところもていねいに!!
かさぶたのようなものがついているときは無理にゴシゴシこすらずに入浴前にベビーオイルなどでふやかしてから入ると取れやすくなります。
毎日同じ人が沐浴するよりも違う人の手で洗ってもらうと気づかない汚れなどをしっかり見てもらえて良いと思いますよ。
どんなスキンケアグッズが良いのかたくさん出ているから悩みますよね。
私は産院で赤ちゃんが沐浴から帰ってきた頭を匂うとめっちゃいい匂いだったので助産師さんに何を使って洗っているのか聞いたらビオレのボディソープと言ってました。新生児でも使えるんだと驚いたことを覚えています。
実際に産院ではどこのボディソープを使っているのか聞いてみるのも良いですね。産まれてすぐに使っているというのは安心ですもんね。
「うるおい」をこまめにあたえる
生後2か月を過ぎると皮脂分泌が減り、カサカサと乾燥が気になるお肌になってきます。
そんな時は保湿ローションで肌の水分を保持することが大切です。
赤ちゃん用の低刺激の保湿剤にはローションタイプやクリームタイプ、オイルタイプまでいろいろ種類があります。どれを使ったら良いか迷うと思います。
普段はローションタイプで潤いを与えて乾燥がひどい時はクリームタイプ、お肌のマッサージを併用させたいときはオイルタイプとお肌の状態と使うときによって使い分けたら良いと思います。
心配な時は小児科、皮膚科へ
何か月も続いたり、赤ちゃんが掻きむしるなどの症状がある場合は乳児湿疹ではなく、アトピー性皮膚炎の可能性も考えられますので、小児科、皮膚科を受診することをお勧めします。
その時は薬が処方されると思いますがその用法、用量を守ってきちんと塗ってあげましょう。
触れ合いながら肌や身体をチェック
お風呂に入る時などに裸にしたときは手で全身を触れてチェックすることも大切です。
習慣化することで普段の肌と湿疹が出た出たときの変化がいち早く気づくことが出来ます。
優しく触れながらスキンシップをとることは身体の変化を見つけられるだけではなく赤ちゃんの情緒も安定させることが出来ます。
赤ちゃんはパパやママに優しく触れられたり、マッサージされることが大好きです。
是非、お風呂タイム、保湿タイムを楽しいひと時として取り入れてみてください。
即効薬はない
残念ながら即効薬はありません。
うちの娘はちょうど乳児湿疹ピークがお宮参りの時でした。時期的にも生後1か月のその時期にお肌のトラブルに見舞われる方も多いことと思います。
お宮参りの日に写真スタジオでの撮影があったのでどうすれば綺麗になるか調べまくっていましたが、結局は即効薬もなくどうすることも出来ずそのまま撮影しました。
でもそれも成長の大きな証です。
2か月になるころには綺麗になりました。
まとめ
- 泡で優しく洗う
- ゴシゴシこすらない
- 保湿剤を上手に利用して保湿する
- スキンシップをとり肌のチェックを習慣化する
- 長引くとき、ひどい時、かゆがるときは医療機関に受診する
以上、日々のお手入れをしっかりすることできれいになっていきますのであまり心配せずに様子をみてくださいね。