ホリエモンこと堀江貴文氏がTwitterで、保育士の賃金が低いのはなぜかと述べたことで、物議を醸しています。
「誰でもできる仕事だからです」
と言うツイートは現役保育士やそれに関わる人にとっては、不快な気持ちになったことでしょう。
私も保育士の時だったら「はぁ?????」
「誰でもできるだとぉ?お前やってみぃ〜」
って怒り狂っていたと思います。
今は冷静な立場で考えたらそれも一理あるとは思いました。
でもちょっと違うなと思ったことも書いてみようと思います。
コンビニの仕事などと一緒で誰にでもなれる仕事と言われたらホンマにいやいやいやいや〜ちょー待って!って言いたくなりますね。
大変、辛い、仕事量が多い、国家試験もあって誰でもなれるわけちゃうし、誰でもできるって言うならおまえやってみろよ!って息巻いて言いたくなりますよ。
でも多分堀江氏はそんなことが言いたいんじゃなかったと思います。
そんな風に書けばきっと論点がズレているって言われるんでしょうね。
望めば医者や弁護士よりも簡単になれる。
誰でも手が届く職場だから希少価値が低くてコンビニバイトと同じように給料が上がらない仕組みになっている。
そんな風に伝えたかったようですが、本当に誰でもできる仕事だから給料が上がらないのでしょうか?
ちょっと違うような気がします。
私が思う保育士の給与が安い理由
保育士の仕事は大変で、キツくてもやりたい、なりたいと思う人はいます。
それ程高くない給料を提示されて、本来だったら無理〜ってなるところを、子どもが大好きで子どもと一緒に成長したいという心持ちがある人がこの仕事を選んでいると思います。
だからわざわざ給料を上げなくてもなりたい人が多いんじゃないかなと思いました。
命を預かる仕事。
大変な事も多いけれど、給料以上の目に見えないやりがいが大きいのでそれを求めて、たとえ給料が安くても保育士を志す人が多いんでしょうね。
例えば物凄く給料面が上がって試験も難しくなりそれこそ医者や弁護士くらいの給料の仕事になったらどうなると思いますか???
希少価値のある仕事になったとしたら?
たとえ給料が安くても子どもが好きだからやりがいを求めて保育の仕事をするっていう人だけでなくて、お金に目がくらんで仕事を選ぶと言う人も増えるんじゃないかなとも思います。
そうなったら子どもを預ける身としてはそんな先生ごめんやでって思っちゃいますね。
これは本当に一つずつ改善していく必要がありますよね。
壁面装飾必要か?ってズバリ言ってますね。
この仕事が大変で家に持ち帰ったりする先生も多いです。
そう言う一つ一つを見直して省略できるところはして、仕事量の負担を減らす事でも時間的な余裕が生まれて、保育に時間を割ける努力も必要ですよね。
仕事量が減れば、給料は上がらなくても時間単価が上がることになります。
時給換算ではないにしても、負担となる仕事ができる限り減る事で結果的に時給に計算したらその単価は上がりますね。
どちらにせよ根本的な改革にはならないですね。
国としても、保育士の給与を上げるよりもまず無償化に力を入れちゃったからさらに保育士の給与が上がるのは難しくてなりましたね。
堂々巡り。
どうしたもんか。