旦那の実家の三重県熊野市では「餅ほり」といわれる行事がございます。
今回はその行事に娘が生まれて初めて参加しました。
すごく楽しいこの行事のこと、詳しくご紹介いたします。
「餅ほり」ってそもそも何?
「餅ほり」と熊野では言われてますが、一般的には「餅投げ」とか「餅まき」とか言われるものにあたります。
地域的なものが多いので全然やってない地域もあるので、一般的と言って良いのかどうかもわかりませんが。
餅投げの由来は新築の家をお披露目する前に上棟式などで災いを払うために行われた散餅の儀が発展的に広まったものとWikipediaには書いてあります。
熊野では毎年厄年の人、還暦、喜寿、米寿の人が餅を放り投げることから「餅ほり」と言われています。
男性は25歳、42歳、61歳、77歳、88歳で、女性は19歳、33歳、61歳、77歳、88歳です。
厄払いとお祝いと両方ですね。
毎年2月の節分が過ぎた初午の日に熊野のいろんなところで「餅ほり」が行われて近所の方々が袋片手に集まって取りにきます。
各家庭の事情でその日ではなく土曜、日曜、祝日などにする場合もあるようです。
旦那の実家の地域は2月11日に行われました。
厄年の方、還暦、喜寿、米寿の方がお寺で拝んでもらい、その後餅ほりが始まりました。
私は旦那が厄年の時に一度「ほる(投げる)」側で参加した事がありますが、「拾う」側で参加するのは初めてです。
ほるのもめっちゃ楽しかったので、いつか拾うほうでも参加したいなと思ってました。
今回拾うの初参加しました!!
めっちゃ楽しかった!!
すごい拾えた!!
大収穫!
ではなにをどれだけ拾ったか見てみましょう!
お餅だけではない!嬉しいものいっぱい!
「餅ほり」と言ってもお餅だけではなくお菓子など子どもが喜ぶものをいっぱいほってくれます。私たちが今回拾ったものはこんなにありました!!
お餅に駄菓子がたくさん、カップ麺、ティッシュペーパー、トイレペーパー!!
お餅だけでこーんなに!
お菓子だけカゴに入れると・・・
買い物カゴにてんこ盛り!
いっぱい拾えて嬉しかったです!!
他にも和紙なんかに包んだお金を投げる人もいましたが、お金は拾えませんでした。
私たちが投げた時は食パンも投げました。
42歳の厄年でしたので和紙に包んだお金も4200円分投げましたよ。
4万2000円分投げる人もいるそうですよ。セレブ〜!
昔はお餅と一緒に当たり券が入っていて、お酒やお花、お布団、毛布、自転車など豪華なものが当たることもあったそうですよ。
今回、遊木で2月7日に投げた人は伊勢海老を投げた人もいたそうです!!すごーい!!
新聞紙に包まれた伊勢海老は小ぶりながらも新聞紙を外すと元気に動いていたとのことです。
色々なものを投げる人がいるので拾うほうも楽しいですね!!
いっぱい拾うにはポジションが大事!
陣取る場所が大事ですね。
後ろの方はお餅はよく飛んできますが軽い駄菓子はあまり飛んできません。
前の方の良い位置で待ってるとかなり拾えます。
開始の合図で鐘をつくのですが、その瞬間人の欲望のスイッチを押されるかのようです。
となりにおっためちゃおっとりした感じのおばちゃんも私の目の前にあるお菓子とかすんごいスピードでサッと持っていきます。
私の袋に入ってるのまで持っていく勢いで!!
もう怖いくらい。
娘も最初始まる前は「ほって〜ほって〜」って言う練習してましたが、凄い勢いで飛んでくるお餅やお菓子に唖然として拾うと言うより私が拾ってるのを見てる感じでした。
広げている紙袋に自然に入るのをただ祈ってる感じ?笑
頭にも何回かお餅が当たっていました。
娘には自転車の時にかぶるヘルメット被らせておいて正解でした。
私もお餅が頭に当たり結構痛かったです。
餅がどんどん投げられるてる時はちょっと怖かったです。
子どもの餅拾いには頭を守るヘルメット必須ですね。
誰も被ってませんでしたが、痛くなかったのかなあ?
みんな必死に投げて必死に拾ってます(笑)
写真ではなかなからわかりにくいですけど、ホンマに凄いですよ。
年々人口が減ってきて昔と比べると餅ほりする人も少なくなってきたと言われているようですが、こんなに楽しいイベントはなくならずに続けていってほしいと思います。
娘もとても楽しかったようでまた来年も参加したいと言ってました。