鬼滅の刃「遊郭編」のアニメ化が決定しました。
2021年に放送予定です。
そこですぐに頭をよぎったこの問題。
子どもに「遊郭って何?」って絶対聞かれる!!聞かれたらどう答えようかと。
世の親御さんたちも多くの人が思っているようで、たくさんの疑問がSNSでも上がっていました。
これにはそれぞれ育て方もあるし人それぞれだとは思いますが、私なりにどう答えたら良いのか考え、しかもすでにこの質問をされましたので、どのように答えたか書いていきます。
ちなみに娘は小学一年生です。
これから聞かれたらどう答えようと考えている方の参考になると思います。
では詳しくどうぞ。
目次
鬼滅の刃の遊郭、花魁を子どもにこう説明した!!
鬼滅の刃の新しいアニメの予告を子供と一緒に見ていると、来ましたよ。
この質問が。
「遊郭って何?」
やっぱり聞くよね、知らん言葉だもんね。
これ聞かれたらどうしようかと考えていたので、私はこのように答えました。
「昔の職業なんだけどね、女の人が男の人を楽しませてお金を貰う場所だよ。」
と答えました。
我ながら上手く答えられたんじゃないか~なんて思っていたらすかさず娘が
「キレイな服着て、楽しそうだね」
上の動画の0:35くらいに遊女たちが並んでいるところが映るんですよ。
皆綺麗にお化粧して綺麗な着物を着て確かに私の説明では楽しそうに聞こえるわな。
綺麗に着飾って歌って踊ってアイドルかなんかと最初は思ってるようでした。
ちょっと待て、その解釈は嘘を教えたことになるのでは?と思ったのです。
まぁあまり理解していないならここで止めておいても良かったのかもしれませんが、これから吉原遊郭が貧富の差があって仕方なく働いているという背景も教えておいた方が良いなと思った私はもうちょっと踏み込んで教えてみました。
踊ったりお話したりもするけど、可愛いね~ウヒヒヒって近づいてこられることもあるんだよ。
と言って近づいていくと、
「キャー!!キモ~!!」と言って逃げていくので、お客さんにそんな風に言ったらアカンでしょ。そうやって来られても我慢してニコニコ返さなきゃいけないんだよ。
そこで働く女の人は貧しくて逃げたくても逃げれられないんだよ。
そういうと
「やっぱりそれは嫌やわ。」
とその仕事の辛さを理解したようでした。
花魁はその女の人達の中でもトップの人で、踊りも上手に踊れて、賢い人が来てもちゃんと話せるように勉強もしないといけないし、お手紙も書くから字も綺麗じゃないといけないし、すご~く大変な仕事なんだよ。
このように伝えました。
実際に鬼滅の刃のコミックでもこのような描写があります。
吉原 遊郭
男と女の見栄と欲
愛憎渦巻く夜の街
<中略>
ここに暮らす遊女たちは貧しさや借金などで売られてきた者がほとんどでたくさんの苦労を背負っているが
その代わり衣食住は確保され遊女として出世出来れば裕福な家に身請けされることもあった
中でも遊女の最高位である”花魁”は別格であり
美貌・教養・芸事 全てを身につけている特別な女性
鬼滅の刃 9巻より
このような描写をアニメでそのまま流すのかどうかはわかりませんが、教えなくてもアニメを見ればわかるのかもしれません。
といってもそこまで深く理解していないでしょうし、そこまで話す必要があるのかな?とも思います。
私はここまで話しましたがそれは本当に子供と親の普段の会話にもあると思います。
だから「遊郭って何?」と聞かれて
「なんだろ、わからないなぁ。お母さんもわからないから一緒に見てみよっか。」
でももちろん良いと思いますし、見せないと言う選択もそれはそれでありだと思います。
でも子供は親が思っている以上にいろんなところからいろんなものを吸収していてごまかしようがないことも出てきます。
私は遊郭の説明を先ほどのように結構リアルに話しましたが、娘の解釈が私の想像を超えていて腰を抜かしそうになりました。
そのことも合わせて伝えておきますね。
鬼滅の刃の遊郭を子どもに説明したら予想以上に明確に理解していて腰を抜かしそうになった話
私は娘に遊郭の説明をした後に、娘がどのように理解したのかを知りたくて、しばらく時間が経ってから私から聞いてみました。
「鬼滅の刃の遊郭って何か分かった?」
すると娘はこう答えました。
「今の時代で言ったら、キャバクラみたいなもの?」
もう私、腰を抜かしそうなりました。
えーーーー!!!!!
キャバクラ知ってるの?
なんで?
私そんな話1ミリもしてないんやけど!!!!!!
本当にびっくりしました。
あまりに的確に理解していること以上にキャバクラと言う言葉が娘の口から出てきたことに驚きました。
私は教えたこともないし、そんな話をしたこともない。
なんで知ってるん?
と聞くと、「銀魂でやってた」
銀魂かぁ。
夕方やってるのをそういえばちょっと見ていた時がありました。
私は夕食準備をしたり、用事をしているので全く見ていないので、どんな内容の物かも把握していませんでした。
その中でキャバクラの描写があったようです。
しかもキャバクラの衣装って黒いうさぎ着るんでしょ。
ですって~。
銀魂から入手した情報が怖すぎました。
子どもが見ているものがどんなものかちゃんと把握しておかないといけませんね。
鬼滅の刃の遊郭をどう説明しようとか言うてる場合じゃなかったです。
子どもは親が思う以上にすごい勢いでいろんなところからたくさんの情報を入手しているのだなと気付いたのです。
「遊郭をどう説明する?」にSNSで様々な声
遊郭をどう説明したらいいのか迷っている人、そもそもそんなこと言うてるのがおかしいなど、いろんな意見がありましたので、それも参考までに載せておきます。
たくさんの意見がありますが、やはり親が子供の年齢に合わせて説明する必要がありそうですね。
説明できない親が問題と書いている意見も多かったですね。
私は運営側に文句を言うということはないですが、タイトルに何も「遊郭」って入れなくても良かったんじゃない?とは思いましたね。
きっとタイトルに入っていなくてアニメの第2期が始まる。と言うような案内だったらその話の舞台が遊郭だったとしてもそう疑問に思う子供も少なかったように思うのです。
わざわざサブタイトルに「遊郭編」とあるから余計にそれだけ目立って知らぬ言葉を仕入れた子供はそりゃ聞くわなってことになるのだと思います。
ですが、「遊郭」の言葉の説明どうしよ・・・とは思ったけど、子どもに説明どうしてくれるんじゃい!!と怒るようなことではないなと思うのです。
そんなこと言ってたらニュースも見れませんよね。
鬼滅の刃の遊郭を子どもに説明できないとクレーム入れる方は子供の前でニュースも見れないのでは?
私は子供がいてもニュースや朝の報道番組を見ます。
その時に、子供は知らない言葉が飛び込んでくると一つ一つ私に聞いてきます。
「意識不明の重体ってどういう意味?」
「コロナの陽性ってどっち?コロナになっちゃったってこと?大丈夫ってこと?」
「無期懲役って何?」
「執行猶予は捕まるってこと?」
子供にとってみたら、わからない言葉のオンパレードです。
その度に私はない語彙力を集めまくって子供でも分かる言葉で何とか説明しようとします。
そんな時にこのような言葉ばかりではなく、説明に困る言葉も聞いてきます。
「セクハラって何?」
「わいせつな行為って何?」
そんなことが日常茶飯事です。
その度にどうやって説明したら理解できるかな?と思い話します。
濁さないようにわかるように、そしてその行為がダメなこと、自分の身体が大事だということをわかるような話し方をすることを大事にして話しています。
だから「遊郭」の話も上辺だけの話ではなく、悲しい境遇の話、貧富の差なども話したのですが、果たしてどこまで伝わったのかはわかりません。
でもこのように、「遊郭」にかかわらず、日常いろいろな性的な言葉も子供の耳に入ってくるのが現状です。
子どもがいる人はニュースも見てないのかな?とふと疑問がわきました。
これからどんどん新しい言葉を覚えてその度に親に聞いてくるでしょう。
そこで現実を捻じ曲げず、その時々の子どもの成長に合わせて理解できるようにそしてその背景にあるものまでも合わせて説明できる語彙力が私も欲しいものです。
まとめ
子供に遊郭を説明したお話を詳しく書いてみました。
これから聞かれたらどうしようという方の参考になれば嬉しいです。
うちの子どもは本当にいろんなことを聞いてくるのでどうやって答えようか悩むことが多いです。
鬼滅の刃の遊郭編が出ると聞いた瞬間にこれ聞かれるなと思ったら、やっぱり聞かれました。
考えておいて良かったです。
この問題は各家庭で答えはそれぞれあると思います。
見せるのがまだ早いと思うのでしたら見せない選択ももちろんあります。
子どもが自分で選んで見られる年齢になるまでは子供のことを想って守ってあげられるのも親だけです。
ちなみに私は「鬼滅の刃」は残酷な描写も多いので子供には早いかなと思いましたが、子供が怖がらずに見たいと言いましたので見せています。
怖いよりもそれ以上の感情を受け取ってくれているようです。
兄弟愛、家族愛、友情、頑張り続けることの大切さ、人の弱さ、他者への思いやり、優しさなどたくさんのことを知ることの出来るとてもいい作品だと私は思っています。
「遊郭編」では舞台は吉原の遊郭ですが、性描写など親が懸念するようなシーンはないので、その点は安心して見せられます。
子供はただ単に鬼滅の刃のキャラクターが良くて惹かれているのも大いにあると思います。
大人の楽しみ方と子どもの楽しみ方はそれぞれ違うかもしれませんね。
大人こそ深い内容にグッと惹かれて沼にハマるのではないかなと思います。
どうやって説明したらいいんやろう~どうしよう~とバタバタせずに何でも聞いてこーい!!って言えるほどの知識と語彙力が本当に欲しいものです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。