子供の一年生の通知表と言うと、親としてもどんなものだろうとドキドキしてみてしまいますね。
でも実際に子どもが持ち帰ってくる通知表を見て、あれ?思っていたよりも二重丸少ない!!
通知表のつけ方ってどうなっているんだろう?と思う人も多いようです。
どのように通知表がつけられているのか、そしてまた親がその通知表を見てどのように捉えて、子供の意欲を伸ばしていけるのかを調べました。
では詳しくどうぞ。
目次
一年生の通知表、思っていたより二重丸少ないと思う人が多い?
学校生活を楽しんでそして持ち帰ってくるテストも100点ばかり、学校でもしっかりと手をあげて発言していると聞くと期待してしまう通知表ですが、思っていたよりも二重丸少ないと思う人も多いようです。
と言うのも、1年生のうちはテストはほとんどの子が100点、提出物や宿題などは親が確認するのでやってきて当たり前という基準なので、その中で3段階評価の一番良いとされる二重丸を貰うことはかなり優れていないと取れないというものです。
特に小学一年生はその差がないためにテストの点だけでは評価の対象にはならないと言うのが事実のようです。
親としては子供の頑張りを認めたいという気持ちもあって、頑張っている子どもを見ている分、通知表の二重丸の数が期待していたよりも少ないと感じる人が多いのかもしれません。
小学一年生の評価の内容
あらかじめどのような内容で評価されるのかは学校によって内容が違うと思いますが、少しは参考になると思いますので、我が子の通知表の評価内容を載せておきますね。
写真ではわかりにくいので以下に表にしました。
評価の観点 | ||
国語 |
知識・技能 |
日常生活に必要な国語の知識や技能を身に付け、適切に使っている。 |
思考・判断・表現 |
順序だてて考えたことや、感じたり想像したことを伝え合い、自分の思いや考えをもっている。 |
|
主体的に学習に取り組む能力 |
言葉を通じて人と関わったり、思いや考えをもつとともに、楽しんで読書し、言葉をよりよく使おうとしている。 | |
算数 |
知識・技能 |
数量や図形などについて基礎的・基本的な内容を理解しているとともに、計算したり絵や図に表したりする力を身に付けている。 |
思考・判断・表現 |
問題に対して、具体物や図などを用いて、筋道を立てて解決したり結果を確かめたりしている。 |
|
主体的に学習に取り組む能力 |
算数で学んだことのよさを感じ、粘り強く考え、問題解決しようとしている。 | |
生活 |
知識・技能 |
自分自身、身近な人々、社会及び自然の特徴やよさ等に気付くとともに、生活上必要な習慣や技能を身に付けている。 |
思考・判断・表現 |
身近な人々、社会及び自然を自分との関わりで捉え、自分の生活について考え、表現している。 | |
主体的に学習に取り組む能力 |
身近な人々、社会及び自然に自ら働きかけ、意欲をもって学ぼうとしている。 | |
音楽 |
知識・技能 |
曲想と音楽の構造などとのかかわりに気付き、表現を楽しむために必要な技能を身に付けている。 |
思考・判断・表現 |
音楽から感じ取ったよさなどをどのように表すかについて思いをもったり、音楽を味わって聴いたりしている。 | |
主体的に学習に取り組む能力 |
楽しく音楽に関わり、協働して表現及び鑑賞に取り組もうとしている。 | |
図画工作 |
知識・技能 |
感覚を働かせ材料や用具を使い、創造的につくったり表したりしている。 |
思考・判断・表現 |
表したいこと、表し方などについて考えたり、作品などに対する見方や感じ方を広げたりしている。 | |
主体的に学習に取り組む能力 |
つくりだす喜びを味わい、楽しく表現及び鑑賞に取り組もうとしている。 | |
体育 |
知識・技能 |
各種の運動遊びの行い方について知っているとともに、基本的な動きを身に付けている。 |
思考・判断・表現 |
各種の運動遊びの行い方を工夫しているとともに、考えたことを他者に伝えている。 | |
主体的に学習に取り組む能力 |
各種の運動遊びの楽しさに触れることができるよう、進んで取り組もうとしている。 |
どの教科も「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つに分かれていて、更に教科ごとに細かく評価の観点が書かれています。
どれもなんだか抽象的でわかりにくいですね。
自分の目で見てみても子供がどれくらいできているのかわからないなと思ってしまうような内容です。
生活の様子も特に良いものだけ〇があります。
こちらの内容については具体的でとても理解しやすいですね。
特に優れているものに〇があるので全部に〇があるわけではなく、二つか三つ、多くても四つまでくらいだと思います。
ちなみにうちの子は2学期は二つ丸がついていましたが、3学期は3つ丸がついていました。
通知表で二重丸をたくさんとるために出来ることは?
テストも100点ばかり、提出物もしっかりとしている、忘れ物もない、これが基準だとしたらあとはどうすれば二重丸をたくさん取ることができるのか考えていきましょう。
通知表の評価の観点を見ても抽象的なことが多くわかりづらいので実際どうしたら良いのかよくわからないです。
子供に説明するとなると余計に難しいですね。
簡単に書くとこのような内容になると思います。
- 字を丁寧にきれいに書くこと
- 回答を素早く
- 授業中の説教的な態度をしめす
- 発言をたくさんする
- 自分の考えをまとめる
- ミスをなくす確認をする
このようなことを意識的に行うことで二重丸の数は増えていくのではないでしょうか。
通知表の評価の基準は先生による?
いろいろ調べていると、評価基準は結局その学校や先生によるものが大きいのでないかなと思います。
学習の評価基準が客観的な数字で大抵決まっているとも言われています。
◎「十分達成しています」⇒90点以上
〇「おおむね達成しています。」⇒60点以上
△「努力しましょう」⇒60点未満
これに当てはめて言うならば、一年生はほとんどの子が100点だからほとんどの子が◎になります。
しかしながらテストの点数が100点で「できた」と言う基準で「よくできた」になるためにはプラスアルファで学年以上の理解があってやっと◎が取れるという場合と、上記の点数に当てはめてクラスのほとんどが◎になっている場合があるようです。
普段からテストの点数は100点ばかりで提出物もしっかりしているのに、◎がつかないという場合は、プラスアルファが求められる評価ということになります。
その違いは学校によって違っていたり、先生によって違っていたりあるようです。
事なかれ主義の先生は◎が多いとも言われています。
◎つけられて文句言う親はいないですからね。
知恵袋などで疑問を投げかけている人の多くは◎の評価を期待していたのに、実際は二重丸が全然なかったと書き込みをしている人がいることから見ても、評価が低いとなぜだろうと聞きたくなるんでしょうね。
普段からテストの採点が厳しい先生の場合は評価がしっかりとつきそうですね。
ちなみにうちの子の場合ですが、残念ながら普段から100点ばかりということはありません。
1年生のテストなんて100点とって当たり前といわれているのに100点じゃないテストが多かったです。
だから体育以外の成績はすべて〇でした。
本人も体育が一番好き!!楽しい!!と言ってましたので、なるほど、納得って感じでした。
普段から100点を取れないのも、結構厳しい採点があったからだと思います。
この普段のテストを採点をしっかりしていることで通知表にもつながるんだと今になって思いました。
小学1年生のテストの採点が厳しすぎる!自己肯定感を下げないために家庭で出来ることは?
こちらの記事にあるように、この採点の基準はまさに先生によるものだと思いますので、普段のテストの点数が厳しい先生は通知表の評価も厳しいのではないかと思います。
通知表が相対評価から絶対評価に
昔の通知表の評価は相対評価でした。
3段階評価ではなく5段階評価が多かったようです。
そして相対評価は他の子と比較して成績をつけるというやり方です。
最初から5が何人、と決まっているため、全員が100点のテストばかりだとどの子が5になるか熾烈な戦いが繰り広げられるのです。
ですが、今は絶対評価。
それこそ全員が100点ばかりで差がつけられないと言う人がいますが、その差をつける必要がないのです。
全員100点で充分にその学年以上の学力が身についているという判断をされれば全員が◎になるのです。
ここでいうテストの100点はその学年において身につける力がしっかりとついてきているということで3段階評価で言うと『〇』が妥当ではないかと思います。
100点だからその学年以上かと言うとやはりそうではないように思うからです。
◎はやはり「できる」以上の「良く出来る」で、取るのはなかなか難しいだろうなと思います。
人と比べるのではなく、その子どもがどれだけできているか判断する評価のつけ方なのに、他の人はどんなだろうと気にするのもおかしな話です。
一年生の内は〇があれば良しと思っていいのではないでしょうか?
通知表で大事なのは所見
通知表の評価で大事なのは三段階評価の部分ではなく所見の部分です。
ここは数値だけでは測り切れない子供の努力や頑張りを文章で記録したものです。
所見は基本、良いことが書いているので褒めポイントが大いにあります。
いつも親から見ている良い部分であることもあると思いますが、学校でのお友達との関わりなど詳しく書いてくださる先生もいるので、そこで新たな発見があるかもしれません。
所見で書かれていることをしっかりと読んで、子供の良さを親自身も再確認して大いに褒めてあげましょう。
褒めることで更に自信をもって良いところを伸ばせるようにしたいものですね。
通知表で△がついたら要注意⁈
基本的に小学一年生の通知表は〇があれば大丈夫!
◎があれば大いに褒めると言いましたが、もう少しの「△」がついたら注意が必要です。
先ほども書きましたが相対評価ではないので、よっぽどでない限り△をつけることはないのです。
先生方もクレームを受けたくないですからよっぽど△はつけたくないと思っているでしょう。
それなのに△をつけざるを得ないと言うのはよっぽどなんだろうなと思い、そこは子供がどうやったらその学年においての身につける力がつくのか、考えて手を差し伸べてあげる必要があります。
また△があったならばどの部分が出来なかったのかしっかりと把握する必要があります。
改善するにもどこを改善して良いのかわからないと今後の学習を伸ばしていくことは難しいからです。
一年生の段階で△が付いてくると、今後学年が上がる毎にどんどんと難しい問題が出てきたときに、もっとついていけなくなってしまいます。
普段の子どものテストの内容を一緒に復習したり、提出物がしっかりできているのか、宿題は提出しているのか子供と確認する必要があります。
子供の意欲を伸ばすために親が通知表を見て出来ることは?
そもそも通知表の目的は、保護者や本人が学習の状況や行動を理解し振り返るもので、その後の学習の励みや期待を持たせるものです。
親に出来ることは、その通知表を見て、所見を元に褒めるところは褒めて、出来ないところがあるならば、どうすれば出来るようになるか一緒に考えて次の学習のステップアップしていけるようにすることが大事です。
◎の数や〇の数で一喜一憂するのではなく、良かった場合も悪かった場合もその過程に目を向けることでこれからの意欲をアップしていけます。
「毎日頑張ってすぐに宿題やったからだね。」
「最初は苦手だったけど、毎日計算カードを頑張ったから少しずつ早くなってきたね!!」
と頑張りを具体的に褒めることで分かりやすく、子供がまた頑張ろうと思える声かけが有効です。
もしも△がついてしまったときは、どこが悪かったと親自身がわかっていても直節指摘するのではなく
「どこがダメだったのかな?」
と子ども自身が考え自分で問題点を見つけて、自分自身が意識することで改善につながる近道になります。
まとめ
一年生の通知表は◎が多い、少ないは学校や先生によって違いがあります。
大事なことは◎や〇の数で一喜一憂することではありません。
過程を具体的に声掛けをすることで子ども自身の意欲につなげていくことです。
一番最初に貰ってくる通知表なので期待をしていた人にとって、◎が少ないとガッカリという人もたくさんいるようですが、伸びしろたっぷりある!!とプラス思考でこどもの成長を大いに楽しみましょう!!
一年生と言えばこちらも我が家は大問題でした。
朝顔の土の処分!!詳しくはこちらに書いています。あわせてどうぞ。↓↓↓
小学校の朝顔の土の処分に困惑!現状を学校は把握しているのか?
最後まで読んでくださりありがとうございました。