子どもが小学校に入学してから図書ボランティアというものがあることを知りました。
実際に私も図書ボランティアに参加して月に一度活動に参加しています。
図書ボランティアがどのような仕事をするのかそしてどんなメリットがあるのかご紹介させていただきます。
目次
図書ボランティアの仕事
①図書室の壁面装飾をすること

図書室の壁面を季節の飾り付けして華やかに飾ります。
4月は卒業、入学祝い、5月はこいのぼり、6月はカタツムリなど可愛く彩ります。
2月は節分で鬼の壁面装飾をしたのですが、鬼の身体を伊之助のようにムキムキにしたら子供がとても喜んでいました。
大好評だったようです。
赤鬼の可愛い顔に似つかわしくないムキムキの身体と棒立ちの青鬼、緑鬼の身体の違いがシュールで笑えます。
その②本の修繕
大事な仕事の一つに本の修繕があります。
たくさんの人が読む図書館の本は傷みも激しく破れていたり、表紙から外れそうになったり、修理を依頼される本が山積みです。
月に一度の活動でその本を修理していきます。
ボランティアの時間はだいたい2時間あるのですが、その時に直せる本の数は一人3冊ほどです。
ひと月空くとまた結構な数の修理依頼の本があります。
2020年度はコロナの影響で12月まで活動がなかったのですが、徐々に本の修繕は密をさけて開催されるようになりました。
本の修理で一番困るのが破れたところをセロテープで修理されている本です。
セロテープで修理されてしまうと経年劣化するので、時間が経つと黄色く変色してしまいます。
更には粘着力も無くなり、ポロリと取れて補修の意味がなくなります。
でもセロテープで修理するって言う人はきっと好意でやってくださっているのです。
私も多分図書ボランティアをしていなかったら知らなかったでしょうし、もし破れている個所を見つけたらセロテープで修理していたかもしれません。
善意でやってくれているんだけど、それは逆にやらないほうが良いということを子どもたち、親御さんたちに伝えていく必要があるなと思います。
セロテープが貼っていなかったら、もっと早く修理が完了しますし、綺麗に仕上げることが出来ます。
もし破ってしまったり、破れている箇所を見つけたときは付箋などでわかるように教えてもらえると、修理しやすく大変助かります。
本の修繕に使えるのはアクリル系の接着剤を使用している専用の補修テープが必要になってきます。
このテープがあれば自宅の絵本や本も修繕することが可能です。
綺麗に長く本を愛用したい時は修理はセロハンテープではなく、専用テープを使ってくださいね。
その③本の読み聞かせ
年に2回ある読書週間に子どもたちに絵本の読み聞かせをする仕事があります。
私はこの仕事をしたくて、図書ボランティアに参加しました。
ですが、2020年度はコロナの影響で絵本の読み聞かせが中止になりました。
結局一度も参加することなく1年間終わりました。
来年コロナが落ち着いたら子どもたちの前で絵本を読んでみたいです。
何よりも自分の子どもの様子が見れるのが嬉しいです。
高学年になってくると恥ずかしかったりするのかもしれませんが、今のところ早く来てほしいと娘も言ってくれます。
,≪2022年追記≫
3年生になり始めて絵本の読み聞かせをすることが出来ました。
子供たちのキラキラした眼差しが最高に可愛かったです。
初めてだったので、面白い絵本小さい子も喜ぶようなもので、3年生にはちょっと幼い内容だったかもしれません。その絵本を知っている子も結構いました。
それでも子どもたちは喜んで見てくれ、時には一緒に声に出して読んでくる場面もありました。
大型絵本を選んだので後ろの席の子も良く見えたようで良かったです。
こちらの絵本を選びました。
図書ボランティアに参加して良かったこと
その①子供に本の面白さを伝えられる
図書ボランティアの説明を入学説明会の時にされました。
その時に読み聞かせをすることを子どもが喜んでくれるというのと、月に一度学校に行くことで子どもの様子を垣間見れるということを聞いて、参加してみたいと思いました。
コロナの影響があったので、実際に出来た仕事は図書館の装飾と本の修繕だけです。
ですが、「今日は図書ボランティアの仕事で学校に行くよ」と伝えると、子供は喜んで休み時間に図書館に来てくれます。
そこであまり本に興味がなかった娘もこんな面白そうな本を見つけたよと伝えると食い入るようにみて、本を借りるようになりました。
子どもに本を読んでほしいと思う人は図書ボランティアに参加するのは良いかもしれません。
読み聞かせも楽しみです。
1人でも多く、本に興味を持ってくれると嬉しいですね。
娘の通っている学校の図書ボランティアの仕事は月一度だけなので、シフトで働く私は休みを合わせて無理なく参加することが出来ています。
学校によってその活動の内容や時間、開催頻度など違うと思いますのでそこは無理なく参加できるのであれば積極的に参加されたらいいのではないかと思います。
その②先輩ママに学校のことを聞ける
本の修理をしながら結構いろいろな話をします。
学校の先生の話だったり、近所のスーパーの話だったり、PTAの仕事の内容についてなど知らない情報を先輩ママからいろいろと聞くことが出来ます。
黙々とやるというよりは和気あいあい楽しくゆる~くやるという感じの学校なので余計に楽しく参加できているのかもしれません。
そんな雰囲気なのでわからないことなど学校での困りごとがある相談するところが出来たという気持ちにもなりました。
今後参加するであろうPTAの仕事などについてもいろいろと経験されている方ばかりなので聞かせてもらうことが出来ました。
知り合いが少なくて不安だなと思っている人は参加することでいろいろな情報を得られるのでの楽しいと思います。
図書ボランティアは全国にどれくらいあるのか?
平成28年度の資料になりますが、全国の「学校図書に関する調査について」の結果を見てみると、小学校でボランティアを設置しているのは、81.4%もあるようです。
高確率で図書ボランティアが存在するようですので、その活動内容を聞いて無理なく参加できるようなら是非参加してみてはいかがでしょうか?
図書ボランティアがない学校はもしかしたらPTAの仕事の中に図書委員や図書係などがあって図書ボランティアと同じような仕事を割り振っている学校もあるようです。
興味を持った方は一度図書ボランティアがないのか確認してみても良いかもしれませんね。
まとめ
学校の図書ボランティアの仕事内容は大きく三つです。
- 図書室の壁面装飾
- 本の修理
- 子どもへの絵本読み聞かせ(コロナの影響で2020年度は中止)
私の学校では上記の仕事がほとんどですが、新書が入荷した時のラベリングやカバーリングなどを図書ボランティアが担っているところもあるようです。
そして図書ボランティアをして良かったことは二つです。
- 子どもの様子が見れて良い本を子どもに勧められる
- 先輩ママに学校のことを聞ける!
毎週あるような学校の図書ボランティアだと参加するのは大変で仕事をしている方は難しいかもしれませんが、月一くらいで参加に関しても出来る日で大丈夫というくらいゆるい感じだと参加しやすいですね。
是非どんな活動をしているか聞いて参加してみてはいかがでしょうか?
思った以上に楽しく毎回参加させてもらっています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。