子供の偏食がひどいとお悩みの方にその対策と解決方法を管理栄養士、元保育士でヨガインストラクター、アロマセラピストの3人の方にお聞きしました。
インスタのライブで発信されていたのですが、気づきが多くあってとても有益な情報でした。
きっと悩める方の参考になると思いますので、まとめていきます。
目次
子供の偏食、好き嫌いについてのインスタライブを開催した3名をご紹介
まず専門家って誰?ってことですが、今回は3人のスペシャリストのお話でした。
1人目は元特別支援校教諭でアロマ講師の豊田みわさん。
高校生と中学生の2人のお子さんがいるママさんです。
豊田みわさんInstagram https://www.instagram.com/miwa_lepont/
2人目が元保育士でママのダイエットのトータルサポーター小村ゆりさん。
小学3年生と年長の娘さん2人のママさんです。
小村ゆりさんInstagram https://www.instagram.com/yoga_soleil_y/
3人目は現役管理栄養士で心理学講師の小野田美歩さん
小学2年生の息子さんと年少の娘さんのママさんです。
小野田美歩さんのInstagram https://www.instagram.com/miho.onoda/
全員子育て経験者でしかもたくさんのお子さんを見てきているみわさんとゆりさん、そして現役管理栄養士でもある美歩さんの最強タッグです。
上から目線ではなく、ご自身自身も自分の子育てで失敗している話をしてくださっていたので余計に刺さる言葉がたくさんありました。
共感することがたくさんあってその方々の経験談に基づく話だからこそスッと心に染み入るものだったのかもしれません。
子供の偏食は親のせいではない!!
一番心に響いて目から鱗が落ちたお話が管理栄養士で心理学講師の美歩さんのお言葉でした。
アドラー心理学を交えてのお話で、一番最初に「子供の好き嫌いや偏食で子どもが食べないのは子供の問題」ということを教えてくださりました。
でもなぜそこに親が介入してしまうのかと言うと、大きくならなかったら親のせいになってしまうと思い込んでいるからというのです。
その言葉に元保育士のゆりさんも保育士の頃、預かっている子どもたちには苦手で食べられない言われても「苦手だったかぁ。じゃあちょっと減らそうか」と優しく声かけられるのに、我が子になると「はぁ?こないだ食べられてたじゃん」とついつい自分に余裕がなかったら心の声がボロボロこぼれだしていたとうなづいていました。
みわさんのお子さんも牛乳飲んだらすぐにお腹いっぱいになって食べられないという感じだったのですが、それでも食べさせなきゃダメって思っていたようです。
親としては責任持たないとダメで食べさせなきゃいけないという思い込みあるけれど、子供は子供の人生であって親だけど一人の人として接してあげないと頭ごなしに言ってもダメということでした。
だから相手が子どもであっても押し付けるのでなく、提案すると良いとのことです。
子供の偏食、好き嫌いをなくして食べてもらうためにやるべきこと
食べなさいという上からではなく伝え方が大事になっているのですが、どのように伝えたらいいのかも具体的に教えてくださりました。
「食べないとダメでしょ」は命令になるけど、
「仕事から帰ってきてあなたの為に一生懸命作ったから食べてくれないと悲しいんだよね。」
このような言葉で自分の気持ちを伝えることが大事とのことです。
そしてその言葉を聞いて子供が選択をします。
もしそれで子供が食べない選択をしてもイラっとしちゃいますがそこは子供を尊重します。
その後、イラっとした自分を癒すのも自分自身です。
そこでママ自身が「やっぱり私ダメだわ」とか思う必要は全然なくて「言ったけど伝わらなかった、めっちゃ悲しいよね。」と自分で自分に言ってあげる、自分を認めてあげるということが大事なんだそうです。
ママは料理を作っても誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めて認めてあげることが必要です。
偏食がある子供の保育園のノートが苦痛な件
ここでコメントからの言葉を紹介されました。
保育園に何を食べたか書いていくノートでこの家は品数が少ないなと思われちゃうというお話が出ました。
ここでも美歩さんが上の子がすごく偏食だったのでどれだけ作ったとしてもご飯しか食べてない日でも保育士さんにどう見られるんだろうと「ご飯、煮物、魚」とか騙して書いたとおっしゃっていました。
栄養士の美歩さんのお子さんでもいろいろ工夫して作っても食べないということ自体もなんだか共感できるというか安心できるけれど、さらには保育士の先生にどう思われるかとノートをごまかして書いたというエピソードを披露されていたことにとても親近感を感じました。
やはりどれだけやっていても食べないものは食べないし、それを指摘されたら嫌だなと思うのは誰でも同じなんですよね。
作っても食べないのとはわけが違いますもんね。
子供の偏食、好き嫌いは家と保育園では違う?!
元保育士のゆりさんのお話では子供は保育園では周りの影響もあって頑張って食べることもあるけれど、家では甘えられる環境なので1対1では食べないことがあるとおっしゃっていました。
みんながもりもり食べていると自分もちょっと頑張ろう、苦手だけど一口頑張ろうとする姿もたくさん見てきたそうです。
先生の言葉がけもあるでしょうが、ちょっとでも頑張ったらいっぱい褒めてくれるし保育園では頑張る子も多いんでしょうね。
偏食、好き嫌いのある子供ほど、便秘に注意‼
何とか頑張って一口だけ食べてみよう!と声をかけて頑張ったそのひとかけらの野菜たち。
せっかく頑張ったのだからちょっとでも栄養になって取り込んでほしいと思いますよね。
でも便秘だったらせっかく採ったその栄養さえも吸収されないままになってしまうというのです。
では便秘とはどういう状態のことなのか?
- 2~3日に1回はお通じがある。
- 1日1回は出るけど、コロコロしていたり硬い。
- 毎日1回以上良い状態の便がでる。
この中で便秘でない状態は3だけです。
それ以外の人は便秘だということに気付くのが大事なキッカケです。
最低でも1日1回、理想は毎食後1回食べたものは24時間で体の外に出るのが良い状態なのです。
身体に便がたまっていたら栄養素が入っていかないのだそうです。
限りある栄養を届けるためにはしっかりと便を出すことが大事になってきます。
そのために出すためにどうしたら良いのかというと、ふれあい遊びを教えてくれました。
歌に合わせて可愛いふれあい遊びを取り入れることでしっかりと腸を刺激して排便を促すというものでした。
食前食後30分を避けて、特に寝る前にやると副交感神経が働くのでリラックスしている時の方が腸も良く動いてより良いそうです。
子供の偏食、好き嫌いは成長過程で少なくなる!
アロマセラピストの豊田みわさんは高校生の娘さんが牛乳を飲んだら他の物をほとんど食べないという感じっだったそうでいろいろ手を尽くしたそうです。
「食べるまで遊ばせない」
「おやつをなしにする」
「食べないとテレビを見ない」
いろいろやったけれど、その時は食べなかったけど、今ものすごく食べるようになったというのです。
いろいろ手を尽くしたから食べるようになったというわけではなく、成長とともに味覚も変化して身体もおおきくなって食べられるようなったということなんでしょうね。
美和さんのお子さんも保育園の時は酷いときはカニカマしか食べない、ご飯しか食べないとかあったけれど、今はお魚1匹、お茶碗1杯しっかりと食べられるようになったそうです。
ゆりさんのお子さんもアンパンマンのスティックパン半分しかたべない小食だったのが、小学生になって学校で給食をおかわりするのが1人か2人のうちの1人というくらいよく食べるようになったとのことです。夜ご飯も大人と同じくらいしっかりと食べるようになったそうです。
だから食べない子供を責める必要はないのです。
食べないからダメだとそういう気持ちを持つよりも、慌てなくても今は食べないよねくらいに受け止める気持ちが大事になってきます。
食べない子供を責めないように自分自身を満たすマッサージ
食べない子供を責める必要はないとわかった!!
でもなぜ責めたくなっちゃうのかというとせっかく作ったものを食べてくれないのはどういうこと!と思ってしまう、自分自身が満たされないから。
そこで、自分自身を満たす方法の一つにセルフマッサージのやり方を教えてくださりました。
- 耳の下からリンパをゆっくり鎖骨の方にナデナデして流してあげます。
- 全部ながしてあげながら目をつぶって深呼吸する。
- 最後によく頑張っている自分自身を10秒ほど抱きしめてあげる。
- 自分自身を抱きしめることでカッと上がった怒りも6秒経てばやり過ごすことができる。
それにプラスアルファで香りが傍にあることでもっと自分を良い気分にさせる効果があります。
アロマの先生から香りについてのお話でリラックスにはラベンダーやネロリなど言われていますが、何よりも良いものは「好きな香り」を使うことが一番だそうです。
自分を癒す香りは自分の好きな香り!!
好きは効果効能はかなわないそうです。
そりゃそうですよね、どんなにリラックス効果のある言われている香りでも自分が苦手と思う香りよりも自分が大好きな香りの方が癒されるしリラックスできますもんね。
激しく納得しました!!
まとめ
今回インスタライブを3名の専門家のInstagramを見て、子供の偏食や好き嫌いで悩んでいる方にとっては目から鱗が落ちるような内容がたくさんあったんじゃないかなと思いました。
子供の偏食や好き嫌いに悩んでここまでたどり着いた人ってインターネットでいろいろ検索したと思うんです。
でも「子供の偏食 原因」「子供の偏食 どうなる」「子供の偏食 治し方」いろいろ調べてみたし、自分なりにいっぱいやってきた!!でも食べてくれないんだよ!!どうすりゃいいんだよ!!もう疲れたよ!!っていう方にとっては本当に力になる内容だと感じました。
専門家と言っても全然上から目線ではなくて同じように悩んで偏食を経験してそれを経てどうなったのか教えてくださっているので分かりやすいし心に届くんですよね。
食べないからと言ってお菓子だけ与えていればいいやという意味では決してないです。
でも食べられるように野菜を小さくしてハンバーグに混ぜたり、調理方法を変えたり、味を変えたりといろいろやってみて、それでもどうしても食べてくれない時は今回の専門家の先生たちの言葉は悩める方の心をそっと癒してくれることは間違いないです。
豊田みわさんのInstagramでその日の動画を公開されていますので、じっくり自分の目で見たい方はご覧ください。
26:00のところから小村ゆりさんのふれあい遊びが見られます。
35:00のところから豊田みわさんのリンパマッサージが見られます。
文章で見るよりも動画で見たほうが分かりやすいと思います。
先生方の優しい話し方もとっても癒されますので是非見てみてください。
私は全員フォローしました!
素敵なお話を聞けて私もなんだか気持ちが楽になりました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。